家庭の便利屋さん稼業

企業の中にも、家庭の中にも便利屋さん的立場の人っていうのは意外と存在する。
自分がそうだが、「ある程度の知識を備えていて」「何にでも首を突っ込みたがる」そういう人が「説明書を読まない」「労を惜しむ」人々のための便利屋の烙印を押される。
「何にでも首を突っ込みたがる」というプロパティはオプショナルかも。一度でも「ある程度の知識を備えている」事を知られると、「xx君はxxに詳しいからちょっと頼むよ」となる。まぁ頼られて悪い気がしないものだが、度を越えるとウザくなる。自分の場合は嬉々として首を突っ込むんだから仕方ない事なんだろう。
家庭内だと電球交換からはじまってリモコンの電池の液漏れ、網戸外れ、組み立て家具の組み立て、ワイパー交換、ウィルス対策、1クリック詐欺対応、PCメンテにPCトラブル対応などなど、機械とか電機が関係するものはまず自分の仕事。まぁどこの家庭のお父さんもそうなんだろうなと思うと諦めも付くが。
先日はかみさんのPCの電源が入らなくなった。泣きそうな顔を見ると、なんとか復旧させなくてはと思うわけだが、時は深夜、しかもかみさんは伝えるだけ伝えて既にご就寝。正直なんかムカつく。でもまぁ「じゃあ新しいPC買って」とこの財政難にいわれる可能性を考えれば、なんとかしたくなるのも正直なところ。
かみさんのPCは不運なPCで、もし自分用のPCなら絶対選ばないというSOTECのミニタワー。某所のために値段と納期だけで買ったもので、結局そこでは使われずうちで下取りしたという経緯。購入からもう5〜6年になるが、既にHDDとCD-Rが壊れて交換された運命にある。その双方ともにSAMSUNGというのは、まぁ、アレだよな。
一瞬電源が入る気配があるという時点で電源ユニットがかなり高確率で飛んだということを示しているが、AMDだったはずなのでCPUの熱破壊の可能性もあったり。まずは長年吸い込み貯めてきた埃を払って開腹。微妙にすすけた匂いがあるものの危険を感じるレベルではないため、転がっていた電源ユニットを接続してみると素直に動く。電源ユニット確定。
さてジャンク箱を漁るものの問題のPCの筐体に収まる小型の電源はない。PCの排気も電源ユニットのファンでまかなっている雰囲気なので、サイドパネルを開いたまま、動作確認で付けた電源ユニットは本体上に乗せただけ、そんな状態で元の位置に収めて応急処置とした。
そのうちどこかで電源ユニットか、小型タワーケースを買ってこないと。忙しいから面倒だなぁ。金ももったいないし。