プレゼンでの人間模様

金曜日プレゼンした訳だが、そこに参加していた一人の男、これが僕を猛烈にいらつかせた。
彼の指摘は確かに正しい。そのシステムを知りつくしている者の発言だ。ところがだ、その会社は現システムの最初の設計に携わり、そしてかなりの部分の初期コードを書きあげた会社でもあるのだ。前から書いている通り、そのコードにはあまりにも問題が多く、機能一つ追加するのにかなりの苦労を強いられている事は僕の脳味噌には深く刻まれている。
それを考えると、彼の発言はあんまりだった。改修者に対し、

「それはそう実装してはダメですよ。こういう個所に抜けがあるし、
そもそもここでバイト列にしているのは、
文字コード変換を避ける意味がある訳で、云々かんぬん」

その発言が一度や二度なら堪忍する。それを彼は最初から最後まで続けた。
自分としては、この苦労の原因者であり、そしてまともなドキュメントを残さなかった真犯人であり、機能仕様書通りの動きをしないコーディングの責任者であったのだ。更に聞くところによれば、

「絶対不整合が発生しないように作りました」

と胸を張っていたらしいが、結局タイミングで色々問題が発生して、窓口が対応にてんやわんや、改修者は本来すべき改良ではなく、バグ取りに時間を割かれている訳である。
その彼の口をして、相手をやり込めるような攻撃的な発言が目立っている状態は僕には許せなかった。自分が作ったコードを棚に上げて、原開発者でなければ簡単には知りえないことを印篭のように掲げ、相手をけなし飛ばす彼には天誅が必要だと思った。だから僕は始終彼の発言に反対表明をし、

「そういうコードを作ったのはお宅ですよね」
「その言われる仕様は文書化されているのですか」

と言いつづけたが、結局聞く耳を持たず、更には私の改修部分について「いや〜、仕様書を読んだだけじゃ訳わからないですね。フロー図を書いてもらえませんか」と言われてプッツリきた。

「改修した全個所について書けと言われていますか?数十枚は下りませんよ」

てな感じ。流石に周囲も焦って

「いや、具体的な処理方法によって数ヶ所に絞ってもらえば十分です」

と言われて抜いた刀を納めたが、あんた何様だ。その気持ちを変えない限り、夜道には気をつけろ。おまえが書いたコードに何十人が苦労してると思ってるんだ。人のことをこうやって指摘するなら、自分の書いたコードを振り返って、その大穴がボコボコに空いているコードをみて反省しろっての。
しかも、しらっと

「今度はこんな改修を検討してるんですけどね」

と言ってのける。そんな瑣末な改修やるより、ドキュメントを書いてこい。せめて間違ったjavadocを直せよ。何百ヶ所に散らばったsynchronizedの理由を一つ一つきちんと説明しろよ。取る時何十時間かけて調査して、取っていったと思ってるんだ。
自分の(会社の)書いたコードに責任を持てよ!!!!!