カカクコムの往生際の悪さ

価格ドットコム復帰に際し記者会見があったが、こんな企業を「まぁまぁ頑張ってるんじゃない」と評価していた自分が嫌になった。それくらいひどい内容だと自分では思ってる。
何がダメか。

  • 過失を認めない。結果的に自分が原因で被害が発生したのだから、なんからの問題があったのは確実。
  • 攻撃方法を公開しない(1)。具体的な方法を伏せるならまだしも、その手がかりすら明らかにしないというのは、確実に何か隠している。そこに過失を明白にする何かがあるのではないか、と疑ってしまう。いや、あると確信している。
  • 攻撃方法を公開しない(2)。隠すことで模倣犯は防げても、その手口は成功例としてダークなサイトで示されない訳がない。似非ハッカーは防げても、対策の打ち様がない他のサイトへのクラッカーの攻撃が待っている。
  • 警察からの要請、他のサイトへの攻撃につながるなどの言い訳が多い。まるで警察のせいだと言わんばかり。
  • 自分は悪くないから補償しない。そりゃ、詳細が公開されないんだから判断できない。まるでPL法成立前の状況だな。被害者が自ら過失を調べなきゃならないのか?
  • 被害者サポートって何?メールアドレス変えろってか?殿様の命令じゃないんだからさ。

トレンドマイクロは信じられない。ラックも信じられない。警察なんて信じるわけが無い。さてどうしようかね。何らかの制裁が下されるのを待つだけか?それとも世論を引っ張っていくか?泣き寝入りはしたくないな。
ITProのこの記事はなかなか鋭いところを突いていると思う。ITProは甘めな記事を書くと思っていたが、勝村さん萌〜。それに対して、こっちは何を言ってるやら。

例えていうなら、異臭騒ぎによってスーパーのお客が喉の痛みを訴えているという状況が当てはまるような感じがします。
自分のところの社員が異臭スプレーをまいたわけではない。
悪いのは異臭スプレーをまいた犯人であり、スーパー側も営業を停止せねばならず、被害を受けている。
お客さんには悪いと思うが命に別状があるわけでもなく、補償することはできない。

違う気がするな。

銀行に侵入者がありました。特に被害が無く、ただ、変な機械が取り付けられていました。その機械を取り除き、問題解決と顧客にも告げず放置しました。
よくよく調べてみるとそれは暗証番号を入力する手元を撮影していました。しかも取っても取っても別な機械が付けられてしまいました。しょうがないのでその支店を閉鎖しました。
更に調べると、顧客名簿数万人分がコピー機でコピーされた形跡が見つかりました。でも自分たちは悪くなく、(以下修正)被災者(地震だから)である上、最高水準の警備態勢を取っていたにもかかわらず侵入されたので自分たちには責められる覚えはありません。よって補償はしません。

みたいな。これが道徳的に許されるかどうか。

なかなか毒があって良い日記みっけ。しばらく「をっち」するかな〜。