Cプログラマに贈るJavaの学び方(第1章)何から手をつけるか

まずは取っ掛かりが問題になるが、いろんな意味でEclipseを入れることが最初である。言語とは関係ないと思う無かれ、私はこれがあったからJavaが書けるようになったと言っても過言じゃない。親の遺言で使うなと言われていない限り使うべきだ。
Eclipseを薦めるのは、その強力なIDEにある。全貌は書籍や他のページに譲るとして、特に有効な機能を挙げれば、リアルタイム構文チェック機能、補完機能、そしてナビゲーションだろうか。
例えば、文字列型を使おうとして、string s;と入力する。すると、なぜか赤く下線が引かれエラーがあることが判る。そうしたらCTRL-1を押すとどう修正すれば良いのか、候補が示される。そこで「JavaはstringではなくてStringなのだ」と叩き込まれる訳だ。もちろん本などで基本的な学習はするだろうが、多種多様な言語を覚えてきた自分には以外に盲点だったりするのだ。
次にHashMapを使おうとして、HashMap m;とか書いてみる。今度は大文字小文字も大丈夫。だけどincludeならぬimportが必要なので当然赤い下線が出てそんなクラス知らんと抜かす訳だ。でもjava.util.HashMapなんてすぐ書けるわけも無い。まだJavaを知り始めたばかりなのだ。そこでCTRL-SHIFT-Mを押す。すると自動的にimport java.util.HashMap;とか追加してくれたりするのだ。
そして、HashMapに値を追加したいとする。m.まで書いて、はて何ていうメソッドだったかなと思う訳だ。そうしていると、Eclipseは自動的にメソッド一覧がTipウィンドウで開く(CTRL-SPACEを押してもいい)。そこからputを見つけて入力するのだ。
どこから手をつけていいのか判らないならば、まずEclipse。お勧めというより絶対である。