宅配ボックスの罠

あれはマンション何かで便利に使われているようだけど、人が介在しないというリスクがあるのに、対策がまったくなされていない欠陥システムのような気がする。
事実こんな事があった。
宅配ボックスの会社から突然の手紙。ボックスに入った届物が長期間(一週間ほど)取り出されていないため、取り出してくださいとのこと。配達は郵便局らしい。不在通知も投函されていないため不審に思ったが確認すると子供のオモチャ。
そう、子供でも宅配ボックスをイタズラしてロッカー代わりに使えるということだ。(うちのガキだったのでキッチリ絞めておいたが)
中にセンサーがあるため、何も入れないというのは無理だが、葉っぱ一枚、ピンクチラシ一枚で十分かと思われる。悪戯を繰り返せば対策もされるだろうが、コンピュータの世界で言うDDoSの脆弱性があるということだ。
多分悪戯を完全には防げず、相手が諦めるか、使う側が使用停止とするかしかない。
確かに古き良き時代は人間の性善説に基づくシステムも機能した。それは地理的に非常に緻密で強い結び付きのあるネットワーク社会だからこそ出来たことであって、現代のようなネットワークが地理的にはほとんど意味をなさない時代においては無意味であり、脆弱性を突く愚かな賢者共に弄ばれるのがオチだ。
寂しいことだがこういうシステムは淘汰されることになるであろう。