コメントいただきました

なんか久々なのでうれしい気持ち半分、内容が内容なので、ちょっぴりさびしく。ということで、ここでそのコメントを引用しながらより深部に分け入ってみようかと。
ちなみに自分はレールに触れたこと、耳をつけた事があります。
まずはトラックバック

「子供に間違った情報を与えないように…」とありますが
私の記事に対して何か思い、批判的に特筆するのであれば
事後のトラバではなくコメントでまず挨拶ぐらいするのが
社会的な常識でしょう。そして私のブログは以前から
批判的無断転載&無断引用の一切は禁止しております。

これについては意見が分かれるところでしょうが、トラックバックそのものを許可しておきながら、「なぜ?」という気分です。トラックバックされたくなければできないようにしておけばよい。リンクについても同じ。で、リンクすることはリンクをされる側の同意が必要ないというのは、ほぼ法律としても、民意としても普通のことです。単なるリンクではなくトラックバックをしたというのは、相手への最低の儀礼を図ったと思っていただきたい。それを、批判禁止(失礼、正確には批判的無断転載の禁止)などといわれても。厳密に言えば「こういう事を書かれているが、違うと思う」と書いただけです。
次に技術的な話。

何も架線を主に供給される動力に要する電気が
体に流れるとは書いていません。
(略)
これらはJR西日本旅客鉄道株式会社は
土木部門の現場社員、鉄道工学教授から直接聞いたもので
軌道保安要員には毎年感電事故死する者がいて
これを危惧する話から知り得たものです。
私が勝手に考え妄想しているわけではありません。

コメントを読んで、あなたが書きたかった事の意味が、私が読み取ったことと微妙に違うのだという事は理解できました。私が「正に」あのページで読んだのは

子供などが金属の棒の様なものでレールを短絡すると感電死する恐れがある

という様な事でした。そもそもその記述と、今回頂いたコメントの主張がズレている様な気がします。
このコメントを読んで、取り急ぎインターネットで調べてみました。残念ながらその根拠となるような記述は見つかりませんでした。自分はそのような事故について簡単に知ることができる立場にないので、バイアスがかかっている事を承知の上で自分の理論展開をしてみましょうか。
まず

軌道保安要員には毎年感電事故死する者がいて

この点、私も同意します。感電もするでしょう。でも、通常に敷設されている2本の線路を両手で掴むなり、バールで触れてしまうなりという理由ではないだろうと疑います。そもそもあなたの示したのは、「毎年感電事故死する者がいる」という事だけです。私が知っているのは、架線工事の手順等のミスによるもの、レールのアース不足によるものという程度しか思いつきません。晴れた日にアース不足のレールならば左右のレールを短絡することで死に至る程度の電気ショックを受ける可能性はあるでしょう。
しかし、それが一般の人々が使用する踏み切りで起き得るでしょうか。私は否と信じています。もしそのような電流が流れる状態ならば、さまざまな危険が考えられてしまいます。ガソリンなどを積載したタンクローリー、これは静電気を溜め込まないよう細心の注意が払われており、チェーンを垂らしていたりします。これがレールに触れたらどうでしょう。その様な事故が発生しているでしょうか。
確かにレールの2本の間には列車通過を検出するための電圧がかかっている場合があります。ただこれは、高圧ではなく、非常に微弱なものです。具体的な電圧は知りませんがこれにより人体にダメージを与える電圧ではありません。
また、架線から車両を通じてレールに流れる電流にはモーターによる、架線、レールとの接触によるノイズが乗る場合もあります。それがレールを触れた場合にショックを感じる場合もあります。ただ、これも人を死に至らしめるほどではありません。かつ、遮断機があがっている状態では近くに列車がいないのですから尚更です。

現実に、以前、レールに放尿し感電死した事件や
海外でも犬が散歩中のオシッコで感電死したニュースがありました。

海外ではとんでもない事が起きたりする国がありますから、可能性は否定しませんが都市伝説だと思います。国内で発生するなら、例えばこのような、第3軌道がある路線で、かつ通常のレールではなくその第3軌道への放尿でしょう。その場合であっても、電気ショックが発生した瞬間筋肉の硬直により体がぶれ、放尿の変化もありますから、導通が継続する事はまず考えられません。結果死に至る可能性は低いと思われます。だから都市伝説だと私は確信するのです。
ちなみに、第三軌道のある東京メトロの丸の内線だったか銀座線の踏み切りは非常に厳重な線路内立ち入り防止の策があったかと思います。
そして、私より詳しい人が答えていると思われる教えてgooの「質問:電車の送電線の、電気がどうやって帰るのかわかりません!」を読めばよいと思いますが、これでも安心はできませんか?

少なくとも私は、可能性がある限り
レールが安全であるとはっきり断言できないと考えます。

そうですね。それは私も同意しておきます。何があるか判らない世の中ですからね。この点は私も前言を撤回します。ただ私も、そういう「起こりうる可能性すべてにおいて」「絶対安全」などとは言っていないとだけ申し述べて話題を閉めます。
(そんなことを言っていたら怖くて街を歩くことすらできませんよね)