鬱と共に

いや〜、もう心の話はここでは書かないと決めてたんだけど、なんかこう、いい意味で琴線に触れるblogを見つけてしまったので振り返ってみようかなと。
自分は昔から心理的に追い詰められると引きこもるところがあって、過去3回くらいそんな事で周囲に迷惑をかけたことがある。一種のパニック症候群のような感じで自分でコントロールできなくなってしまうのだ。初期の頃の症状への対応がこれまた運悪くというか、当たり前に悪化させる方向のものであったため、結局症状を改善させるどころか根付かせてしまっているようだ。
で、これが今年の春に再発した。
結論から言えば、結局会社を休んだのは1週間くらいか、それ以降はなんとかそれまでの半分程度は仕事をし続けた。医者にもかかった。最初の医者はヤブと判断して別の医者に。そこも数回通院して、勝手に断薬。今思えば、あまり良いことではないと思う。その後セントジョーンズワートを独自に服用。緩やかな効果だったが、悪くなかった。ただ過眠の原因とも思えたし、無気力も多少の改善があったからそれも止めてもう一ヶ月くらい。
春までは労働時間計でいえば220時間を常にオーバーしていた状態から、突然150時間を越えることがない状態と激変。仕事の効率も4割引きくらい。ということは、70%の4割引だから、仕事量でいうと4割程度しかできない状態が今でも続いている。
原因はいくつも考えられるが、過負荷が春にひと段落してしまって、仕事に対する評価方法も変わって、家庭内での異動もあり、ざっくり言えば心が「休ませろ」と主張したのではないかと思ってる。
投薬は、SSRIだったのだが、車の運転をNOと言われたのはきつかった。家庭の所要で山道を走らなくてはならない事が月に一二度あり、つれに任せるのはあまりにも酷だったからだ。実際近距離は服用して運転していたし、山道は前日から断薬して乗り切った。が、某店舗駐車場から出る際、突然出てきた自転車を避けられず接触してしまった事で、ヤバイと理解した。そして本気で断薬。お医者さんごめんなさい。
医者は「うつ病ではなく、軽度の鬱症状だと思われます」と何度か言っていた。裏を返せば「そんな軽い症状で騒ぐな、人に迷惑をかけるな」という意味にも取れる。そして仕事も自分抜きでは無理だったし、家庭としてもそれはあまり好ましくなかった。苦しかったが出社は続けた。夕方出社して深夜帰宅。そんな日々。上司は「それならば定時出社・定時退社でいいじゃないか。何故できない?」とやんわりと責めている。過眠がひとつの原因(これは解決済み)。そして会社に足が向かないというのがもうひとつの原因。ダメ押しで、原因の一人と顔を合わせたくないというのもある。しかしそろそろそういう理由に逃げている訳にもいかなくなってきている。明日は少なくとも午前出社してみようと思っている。でもそれでも結局終電まで仕事しての帰宅なんだろうけど。これじゃ元の木阿弥だということが理解してもらえればいいんだけれども。
家庭のバックアップが大切だというのが他人の鬱記録を見てよく理解できる。残念ながらうちはランクで言えば中の下といったところだろう。つれがこの症状を理解できない。理解できないものとして諦めてくれればそれで助かるのだが、「なぜ普通の事ができないの」「こんなの私が耐えられない」と攻めの体制である。ネットでブログを斜め読みするとか、本を買って読むとか、そういうことを避けているのではと思うほど何もしない。(俺を潰したいのか)
こんな状況下であっても、日記を再開させたり、メールを整理したりと、ある程度仕事以外にも行動を起こせるようになってきており、復活の日は近いのだと思っている。勝手ながら。