みんな悩んでる

18禁という言葉に惹かれて読んだ日記はヘビーでした。なんか最近だいぶ重傷というか、苦労の度合が並み大抵じゃない人が目につくようになった気がする。自分もその入り口にいるのに、なんか他人事だった気がするのだけど、ちゃんと目を向ける準備が出来たという事なのだろうか。
最近はほんと情報文化が成長して、一人で悩みつづける人への接触が簡単にできるようになった。みんな押し殺していた本当の自分を匿名性を活用して告白し、ガス抜きし、共有できるようになったのだと思う。昔は多分、例えば精神科という言葉そのものをもタブー視する事で上の世界と下の世界とを分断し、本当は上の世界でもぎりぎりやっていけるかどうかなのに、自分を欺き、とうぜん自分は上の世界の人間だと思いこむ。そして孤独と戦って消えていく、そんな感じだったんだと思う。
ボーダレス、そんな言葉は当初そういう目的で使われはじめた訳じゃないだろうけど、そういう時代なんだろうと、ふと思った。