秋月のUSBシリアルケーブル改造

玄箱のシリアルコンソール用に一つ変換回路を作りたいと思ってたが、FONDD-WRT化もやりたくなってきたので、本格的に活動開始。
普通ならば、

RS-232C → レベルコンバータ → 3.3V信号

なんだけど、最近はRS-232Cなんか無い事が多いので

USB → USB-Serial(±9〜15V) → RS-232C → レベルコンバータ → 3.3V信号

になってしまうわけで、格好悪いし無駄な変換してるし、

USB → USB-Serial(3.3V) → 3.3V信号

とできないかなとネタとして暖めてた。
以前に買っておいた秋月のUSB-Serial変換ケーブルを分解してRS-232Cではなく3.3Vを直接取り出せないかとの考えをいうわけ。
秋月のケーブルはPL-2303系なので、データシートだと3.3Vで出せるし、5V耐圧あるので、そのまま5Vにも突っ込めそう。
ただ、難物は樹脂モールド。とりあえず手元にあったカッターナイフとニッパーでガシガシ削る。
手にニッパーのキスマークが付くが、削る。
痛みを抑えながらウェブをふらふら
基板のパターンが削れるが、諦めず削る。
一服しながらこんな参考サイトを見る
1mm未満のコンデンサが外れるが、それでも削る。
完成を夢見て同志の戦果を眺める。
クリスタルモジュールが外れるが、それでも削る(泣)。

というわけで、樹脂モールドは取れました。被害は手のニッパーキズ、チップコンデンサ、クリスタル、ケーブル破損(グリーン)。


手のキズは絆創膏で対処。
パターン破損はレジスト削ってハンダでちょん。(C6とR2のあいだあたり)

クリスタルは、ランドごと引きちぎれてしまったので、銅箔テープを小さくきったものを貼り付け、既存パターンと接続、えいやっと再生。とりあえずここでUSBに接続してみて、正常に認識されるので、成功として先に進む。
チップコンデンサは電源用らしいので無くても最低限動くんだろうけど、動作不良を起こしてもうれしくないので処理する。サイズが1mm×0.5mmくらいの奴なので、ピンセットでも位置決め困難。愛用のANTEXのコテ先が巨大でカンに頼るのみ。泣きたくなりましたよ。でもルーペも使わず再生完了。(写真のC7)



ふぅ。で、途中でふらふら探した、nandさんの記録を参考に、パターンカット。写真だと光って見づらいけど、上のランド脇でカットしてある。


ここまでで疲れ果てて寝ました。PL-2303XのデータシートにはENがプルアップされているのかプルダウンされているのか書いてなかった(というか英語読みこなせなかった)ので、諦めてGND固定にする予定。