化けの皮

変な人、いや、超身勝手な人と思っていた身近な人が、実は結構著名人であったという事実を今日知った。
なにやら、企業戦略やら、起業家支援やら、速読やら、セミナーやら、著書も両手を超えているし、肩書きだけはものすごい人だったらしい。ところが、一枚皮をめくると、協調性がなく、常に人を苛立たせ、人の迷惑を省みずという大アホであった。
私の子もその人の子も、共に共同生活をしていた関係で、いわゆる父母会のようなもののメンバであったのだが、親が出席すべき行事には「忙しい」「都合がつかない」などとほとんど顔を出さず仕舞いであった。地域をあげての節目の式で、赤ちゃんをつれて出席、来賓の声は泣き声でかき消され、当のご主人はずっと影でケータイをいじり続け、自分の子の事について語られているときですら目を離さず、その子へ送る言葉は、A4一枚にただ大きく子の名前をマジックで殴り書きをしたもであった。片や奥様は、何故かMINDマップを書き付け、ご満悦のようであった。その奥様は式では周囲から浮きまくりの華美ないでたちであった。
ご主人が語れば「文部省関係の人と話したが」「とても素晴らしものと感じた」などとその所業を知る者からは歯の浮くどころではなく、怒りで殴りかかりそうになるような美辞麗句がずらり。正に上から目線の馬鹿者であった。
調べてみたら2chでは酷評されているし、その経歴も信憑性に乏しいものと思われる情報もあったり、私の心情としては、「お前は詐欺師か」といった様相であった。
そういうアホが子を養育しているという事実が信じられなかったが、何を間違ったのか子を4人も作ってしまっていた。
DQNな親といえば、パチンコやりたさに子を車内に放置して死なせてしまったり、彼との交際に熱中するあまりに餓死させたりといったものだとばかり思っていた。が、今やハイテクなDQNというのが存在するんだなと不思議に関心してしまった。
こういう事を知ったのは今日。もう顔を合わさなくて済む寸前であったため、怒りを抑えられたわけで、これが当初から知っていたら本当に殴りかかっていたかもしれない。そういう意味で私は無知で幸せだったのかもしれない。
最後にその親に一言。「てめーらなんざ親を名乗る資格はない。子供がかわいそうだ。人に迷惑を振りまいておいていい気になるな。二度と目の前に出てくるな。のこのこ出てきたら殴り倒すぞおい」
ちなみにこの日記はフィクションです。内容から特定個人が推測できたとしても、それは空似です。