カウチでブラウズ

下で紹介したインタラクティブCouchDBだが、そのページにトラックバックした記事の一つを和訳してみた。英文読解能力がガチで低下してる。我ながらひどい。

カウチでブラウズ

Mozillaの"S"をビルドしているすばらしい同僚であるAtul Varmaは、BrowserCouchと呼ばれているCouchDBのJavaScriptでの実装を楽しんでいた。

BrowserCouchは、ブラウザ内でのMapReduce実装の試みだ。全部JavaScriptで書かれておりすべてのブラウザで動くことを目的としている。また、より高効率の動作のためや新機能を見つけたときに速やかに更新されている。
このライブラリは、意図的にクライアントサイドでCouchDBの機能を模倣することを目的としており、また将来CouchDBに統合される可能性もある。
なぜか?
このプロトタイプはVukićevićのブログにある「HTML5 Web Storage and SQL」へのレスポンスを意図している。CouchDBのようなAPIの内部動作の多くがJavaScript言語に委譲されるが、それそこがウェブでの永続的データ保持の素晴らしい解決のようにみえる。そしてこの事は、標準化を容易にする可能性を秘めている。さらにまた、近年ますます一般的となってきたマルチコア環境ではMapReduceの仕組みが有利に働いている。

これ以外にも、インタラクティブCouchDBプロジェクトというものも存在する。これは、jQueryをふんだんに利用した100% JavaScriptCouchDBエミュレータである。これは、検証ロジックの実装であり、Map/Reduceの実装でもある。インタラクティブCouchDBレプリケーション、コンフリクト管理、そしてCouchDBの他の多くの機能のデモはできないが、スキーマレスのJSONドキュメント、Map/Reduce、そしていかにこれらがうまく整合するのか等のコンセプトを懸命に説明してくれる。
あなたもこちらでCouchDBエミュレータを試してみることができる

訳した後に気づいたが、マイコミジャーナルで「BrowserCouch、CouchDBのJavaScript実装 ブラウザに適したDB API」として取り上げられていた。毎度アンテナが鈍い。そこで触れられているのは多分上記翻訳元の更に元記事である、「Couches in Browsers」だと思う。
で、上記で出てくる「HTML5 Web Storage and SQL」というのがなぜかアクセスできないが、jniinoさんところの「HTML5の標準化で表面化したSQLの非互換性問題」で取り上げられている。
結局、HTML5でブラウザにDBを持たせて、HTML(に乗ったJavascript)からそれにアクセスしようという話が出ているけど、SQLは方言がきっついからCouchDBみたいなシンプルなAPIにすればJavascriptで親和性も高いしいいジャン、俺様(Atul)はプロトまで作って楽しんでるゼ、みたいな。
そして、インタラクティブCouchDBCouchDBの多くの重要な機能は実装してない(できない)けど、CouchDBのもっとも重要でしかもRDBMSには存在しないコンセプトであるところの「JSONによるスキーマレスドキュメント」と「Map/Reduce」概念についてすんごく親切丁寧にエミュレートしてくれるゼ、なんて感じ。
形だけは技術の先端に近づけたような。