「ウェブ時代をゆく」読了

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

最近は努めて読書の時間を取るようにしている。
実は夢中だったケータイでのゲームを6月末で解約した。平均してそのゲームに1日30〜60分ほど取られていたが、ある種ストレス発散と考え、善として消費していた。今回就職を期に、人生の転機として何か変えようと考えた結果、読書の時間を明確に確保することに思い当たったという訳である。これで通勤時間はほとんどを読書に使うことができ、読書が遅い自分でも新書なら5日以内で読めるようになった気がする。
さてと、今回は梅田さんの存在に気づいて、そして猛烈に気になって、「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」を続けざまに読んだ。
詳細な感想は後にするが、この二冊を続けて読んだ結果、梅田氏のいう「残念」という言葉に対する感情がだいぶ変化したのではないかと感じている。読む前は単に「迂闊な発言をする人だな」という感情であったが、「なるほどその意図はよく判る(気がする)。でも突然のあの発言では反発は当然だし、もう少し言葉を補うべきだろう」といったポジティブな見方に変わった。
もし私同様「日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く」に批判的な感情を抱いていて、かつこれらの二冊を読んでない人がいるのであれば、また読んでからだいぶ時間が経過しているのであれば、斜め読みでもいいから読むことをお勧めする。
その言葉が吐かれるだいぶ前の梅田氏の頭の中にあった思いやら周囲の状況やらを再確認することで、「あぁそういえばそうだったな」的納得があるのではないかと思っている。
「新書二冊も読まなければ理解できない発言をする方が問題なんだから読まないよ」という選択もありだろう。
兎にも角にも自分は納得できた*1。そして今後の方向付けへのガイドマップを手に入れた気分になれた。

*1:残念発言に関してはまだまだ思考をめぐらす必要があるが